チューニング遍歴

Last Update on 2014/5/11





チューニングの履歴は表には残していますが、その時にどういう思いで部品を換えて
それでどういう風に感じたのかを、ちょっとまとめてみようかなと思いました。
自分の頭の中でどう変化していったかも表したいので時系列に書いていきます。

なお、BNR34でのチューニングの考え方にはER34での経験が多大な影響を与えています。
ですので、ER34購入時から書き始めてみたいと思います。

参考になるかどうかは分かりませんが「色々やっちゃったね 笑」なんて感じで読んで
頂けたらなと思います。

あ、あまりに細かいモノは省きます。


 〜 ER34編 〜

◆ペダル、シフトノブ
スポーティなクルマに乗ったら付けたいなぁ〜と憧れていたパーツ。
値段も安いし納車されてすぐに付けましたね。


◆マフラー(フジツボ)
どうしてもマフラー換えたい!ということで金欠ではありましたが慣らしが終わったら
すぐに換えました。フジツボのスーパーR。
今思うと鳴ってないに等しいくらいのおとなしい音量でしたが(笑)換えた日の夜は
嬉しくて走りたくて遠くに住む友達を家まで送った記憶があります。


◆フロントバンパー(トップシークレット G-FORCE)
ER34を購入する前、どうしても純正の顔が好きになれなくて、しかも純正オプションの
バンパーも好きになれなくて、色々悩んでいました。そんなとき、たまたま行ったオート
サロンにトップシークレットのデモカーが展示されていて「おー!これはかっこいい!」
と一目惚れ。ER34を買ったらコレをつけよう!と決めていました。ER34は新車で購入
したわけですが、このバンパーに合うかなとサイドのみ純正オプションのエアロをつけて
おきました。あとお決まりで、リアスポイラーも。


◆むき出しエアクリーナー
今だったら絶対につけないなぁと思うパーツ(笑)当時は憧れで付けちゃいました。吸気
抵抗が減る、だからパワーアップするとか、雑誌に書かれているじゃないですか。それを
真に受けちゃったわけです。見た目も含めてけっこう満足していましたが、アイドリング
の音に変化が起きたことで「何故だろう???」って思い勉強を始めていきました。エア
クリーナーをむき出しタイプにすることによって自分のクルマには何が起きたのか。

で、合ってるかはさておき、自分の頭の中で2つの結論が出ました。

エアクリーナーの材質が変わって吸気抵抗は減るかもしれないけど、エンジンが求めて
いる量以上の空気は要らない。逆に、エアクリーナーの吸気抵抗が減ったってエンジン
に空気が入っていかなければパワーは出ない。マインズの600馬力程度出ているRB26
もRB25と同じ容量の純正交換タイプのエアクリーナーを使っている。RB26とRB25は
クリーナーBOXの形状や容量は違えどクリーナー自体は同じ。つまり、280馬力程度で
純正形状エアクリーナーが容量不足になるなんてことは有り得ない」

「エアクリーナーをむき出しにすると、構造が変わる。だから恐らくエアフロセンサー付近
の空気の流れ方も変わっているはず。むき出しエアクリーナーはファンネル形状に近いから
 エアフロセンサー付近は壁側に多くの空気が流れる方向へシフトするはず。でもセンサーは
中心付近しか検知していない。よって、ECU(エンジンコントロールユニット)は実際に
エンジンに流れている空気量よりも少ない量と判断し、燃調が薄くなり、結果パワーアップ
しているだけではないか。(純正の燃調が濃いことが前提)吸気抵抗が減ったのではなく、
燃調が狂っただけ。燃調の調整をすれば解決はするけど元に戻るだけだし、そもそも
吸気温度が上がる方向にシフトするはず。だったら、この程度の出力の仕様ならむき出しに
するメリットなんて見た目以外皆無」

という訳で、すぐに純正タイプへ戻しました。いやぁ、むき出しタイプ短命でした。2ヶ月(笑)
以来、エアクリーナーは純正交換タイプを使い続けてます。

この頃からですかね。パーツを付ける前には一応自分の頭の中でその仕組みとか理論的に納得
できるように勉強をするようになったのは。でも、いきなり多くの正しい知識は身につきませ
んから、まだまだ失敗は続きます(笑)


◆フロントパイプ(フジツボ)
この頃からスカイライン仲間というのが出来始め、色々と情報が入ってくるようになります。
で、フロントパイプを換えるとどうやらブーストの立ち上がりが良くなる、と。たしかに
これは体感出来ましたね。個人的にはマフラー換えたときよりも変化は分かりやすかった
です。なんとなく、タービンから触媒までの間って(二次排圧)タービンが仕事しやすい
かどうかに関わるのかなぁって思いました。そして、ほんのちょっと排気音が野太くなった
のが嬉しかったですね。


◆シート(RECARO SR3)
仲間がRECAROを装着したのが羨ましくて自分も装着。その座り心地、ホールド性が純正
シートよりも格段にアップしたのもさることながら、室内の雰囲気が一気にスポーティに
なった気がして嬉しかったですねぇ。今思えばSR3ってかなりワイドですが、ER34の純正
シートと比べたら全くの別物でした。そして、それまで遠出する度に起きていた腰痛もすっ
かりなくなり、シートは非常に重要だと認識しました。


◆マフラー(HKS)
仲間の排気音量がどんどん上がっていくのを聞いてると、どうしても自分ももうちょっと!
と思ってしまうのが若いクルマ馬鹿の性ですよね(笑)自分もどうしても我慢できなくなり、
交換を決意!!色々と悩みましたが、斜め出しに飽きていたのもありHKSの
スーパードラッガータイプ2にしました。こう思い返すと、真っ直ぐ出しで、リアのタイコが
太めのマフラーが自分の好みなのかもしれませんね。このマフラー、狙い通りにフジツボ
よりも音量は上がり満足していました。最初のうちは(笑)


◆サスキット(NISMO S-tune)
また周りからの影響ですが(笑)仲間のクルマの車高がどんどん低くなっていくのを見ると、
自分もどうしても落としてみたくなりますよね!純正のハンドリングに不満があったわけでは
ないです。ただただ車高の高さが不満でした。で、車高調整式を買えるようなお金も無かった
ので、NISMOのS-tuneにしました。3cmダウン。そして減衰力4段調整式。これが嬉しかった
ですねー。前に乗っていたデリカで減衰力調整式をつけていてシチュエーションで変えられる
のが便利と、当時は感じていました。


◆ブレーキパッド(AP タイプZC)
NISMOのサスキットと同時に付けたのが、APのパッド。タイプZC。純正パッドがかなり減っ
ていたので、仲間に相談してこれにしました。これがね!今思うと本当に素晴らしいパッドで
したね。もちろん当時もこのパッド扱いやすいな〜って思ってましたが、その後、このパッド
が廃盤になり、他社製をあれこれ使ってきましたが、未だにこれを上回るモノに出会えていま
せん。パッドは好みもあるし、世の中あらゆる製品があるから一発で好みのモノに出会える
なんて奇跡だと思いますがその奇跡が自分に起きました(笑)
ちなみにこのパッド、簡単に説明すると、踏み始めがとてもマイルドで、踏んだだけリニアに
効く印象です。ペダルでの感触もとても分かりやすかった。「なんだ、ありきたりじゃん!」
って思うでしょうけど、なかなかここまでのシンプルなのって、無いです。。。
今はフェロード使ってますけど、このAPタイプZCと比較すると、踏み始めが強めなんです。
ストリートそこそこを想定で、ローター減らなくて、ダスト出ても洗えば簡単に落ちるやつで、
ってなると意外と選択肢が無いです。パッドはこのZCが無くなると、ER34を降りるまでずっ
とパッドで悩み続けていくことになります。それくらいこのZCの印象が強烈だったってこと
ですね。


◆ブレーキローター(プロミュー)
スリット入りのローターが欲しくなり購入、装着。スリットでパッドのダストを積極的に排除
させたいなというイメージですが、実際はどうなんでしょうか。見た目だけ、ってなっている
かもしれません(笑)


◆スポーツ触媒(メタリット)
滅多に行かない中古パーツ屋に行ったら、たまたま売ってまして、2日くらい悩みましたが購入
しちゃったパーツです。当時の仕様の時は変化があまり分からず、だったら純正に戻そうって
ことで割合とすぐに外しちゃいました。買値で売れたので結果的にはよかったです。


◆マフラー(柿本)
爆音マフラーの代名詞?柿本のフルメガN1シングル。ついにここまできちゃいました(笑)
今思うとアホなスペックですよねぇ。メインも中間もスリムなタイコ。メインはたしか90φ。
そりゃーうるさいわけですよね。装着した日の帰り道は「やっちまったなぁー」感が強かった
ですが、慣れとは怖いもの。すぐに普通になっちゃったのを覚えています。


◆ECU(IMPUL)
仲間が付けてまして興味を持ち、IMPULに相談したら無料で数時間試着できるというので早速
お願いをしました。これはECUだけでなく、ブースト制御系の配管の太さを変更し、ブースト
アップもする商品です。排気系がかなり抜けの良いものになっていて点火の適正値からズレて
いたんでしょうね。ECU変更により低速のトルクが太くなるのをかなり体感できました。あと
はもちろんブーストアップの効果も嬉しくて、結局購入をしちゃいました。


◆ホイール(RAYS SE37A)
ついにホイールも買えるようになりました。上記の柿本マフラー交換辺りで就職しましたので、
この後サラリーマンパワーで結構いじっていきます(笑)

ER34購入時はアムクレイドの5本スポークに憧れて、その後はTE37やヨコハマのモデル5にも
興味を持ちましたが、途中からER34にはメッシュが似合う!と思い始め、以来ER34時代は
メッシュを貫きました。最初に買ったのはRAYSのSE37A。SE37Kっていうのもありましたが、
Aの方はメッシュが微妙にラウンドしてまして優雅さがありました。今思うと、色がブロンズ
って時点で優雅さは無いんですけどね(笑)あと「フロント8.5J、リア9.5J」っていう響きが
なんとなく嬉しかったですねぇ〜。

ちなみにタイヤは、純正以降は3セット連続でダンロップのFM901。安いしバランス取れてて
本当に良いタイヤでしたね。


◆サスキット(HKS)
NISMOの3cmダウンでは物足りなくなってしまい、ついに車高調整式を導入。ホイールと同時
に装着しました。モノは安価なHKSのハイパーマックス2。とりあえず車高は満足いくように
なりましたが、段々と乗り心地に不満を感じるようになり、1年ちょっとの短命となりました。
今振り返ると、とにかく動かない足でしたね。渋いというか、フリクションが大きいというか。


◆強化スタビライザー(NISMO)
ER34を廃車にしてしまった友人から譲り受けました。せっかくなので早速装着。たしかに
ロールは減りました。最初はそれだけで満足して使ってました。


◆オイルクーラー(トラスト)
ターボ車って結構簡単に油温が上昇。もうちょっと安心してアクセル踏みたいなと思いオイル
クーラーを装着。今までのが嘘みたいに適温で安定する時間が増えました。装着以降、自分の
運転の仕方では110度以上は一度もいきませんでした。以来、RBには必需品と思っています。


◆タワーバー(クスコ)
前後に装着。なんだか車体が変につっぱっているような感覚が拭えず、自分には合わないのか
なぁと思い、数ヶ月で外してしまいました。今考えると、もっと動く足が付いていたら印象は
違っていたかもしれません。


◆調整式リアアッパーアーム(クスコ)
この頃からかなりシャコタンになっていきまして(笑)リアタイヤはかなりのハの字に。FR
なのでもっとキャンバー起こした方が良いだろうと調整式アッパーアームを装着。1速2速の
ホイールスピンがかなり減りました。


◆強化ブッシュリンク(NISMO)
上記の調整式リアアッパーアーム装着の際に同時にリフレッシュ目的で装着。7万km以上は
走っていたかと思いますが、非常に効果がありました。装着した店から出る段差ですぐ分かり
ましたね。無駄な動きが減ってる感覚。動きがとてもシャキ!っとしました。


◆リアバンパー(NISMO)
フロントとサイドにエアロが入っていたのに対し、リアがノーマルで貧弱に思えてきてしまい、
装着。単体で見るとカッコ良かったのに、自分のクルマに付けてみるとちょっとイメージと
違いました。残念。この頃から、単体で見て検討するのではなく、全体をイメージした上で
部分部分をどうするか、という感じで考えるようになっていきました。そして、自分はスポー
ティよりもシンプルでシックな見た目が好きなんだということに気付き始めた時期。リアスポ
を取り外したのもこの頃です。


◆ブレーキローター(プロミュー、2ピース)
たしかローターがレコード盤状態になり、交換。見た目と軽さが欲しくて、2ピースローター
を選択。持ってすぐ軽さは分かりますが、実際の効果はよく分かりませんでした。2ピースの
見た目には大満足。


◆サイドステップ(IMPUL)
リアにNISMOのエアロを入れたら、今度はサイドが貧弱になってしまい交換。シンプルな
デザインだというのがIMPULにした理由です。


◆サスキット(IMPULオーリンズ)
HKSの足に不満が募り交換。いやー装着後はすごい感動したのを覚えています。バネレート
は上がったのに乗り心地が良くなっていたからです。ロールも減りました。ただ、足が片方
だけ(例えば左側だけ)動くようなシチュエーションだと、なんだか渋さというか硬さが
あるなと感じ、試しにスタビをノーマルに戻したら改善しました。それ以降スタビはずっと
ノーマルです。


◆リアバンパー(IMPUL)
今度はリアのエアロが貧弱に見えてきてしまいました。もう完全に泥沼です(笑)という訳
でサイドと同じIMPUL製にしました。これでしばらくエアロに関する不満は無くなります。


◆前置きインタークーラー(HKS)
前置きの見た目の迫力に憧れてましたが、ついに導入。装着前にはIMPUL製のECUと組み
合わせても問題無いかをIMPULに確認しました。実績もあるし問題ないとの回答で安心して
装着。しかし、これが後々問題に...ちなみに前置きにしたことで中間トルク感の向上と、
アクセルレスポンスの悪化を体感できました。


◆BNR34純正ブレンボ
これも憧れていた部品。珍しく中古で入手。フロントだけでしたが装着後の満足感は高かっ
たですねぇ。元々ブレーキに不満があった訳ではないのに満足感が高いというのは、さすが
はブレンボです(笑)


◆タイヤ(ヨコハマ ネオバ)
AD07です。あのドッシリ感とグリップ感は今でもよく覚えていますねー。そして5分山に
減ったときの轟音も忘れられません(笑)柿本マフラーよりもうるさく感じる位のロード
ノイズでした。それ以来、ハイグリップラジアルには手を出さなくなりました。


◆スプリング(swift)
更なる足のしなやかさを追い求め、スプリングを評判の良いswift製に変更しました。バネ
レートも全長も全く同じなのに体感できるほど乗り心地が良くなり、足がよく動いている
のが分かるようになりました。バネレートは単なる静特性で、動いている状態で重要なのは
動特性だ、ということを肌で感じる経験でした。


◆ECU現車合わせ
ある日突然、エンジンが失火するようになりました。それもブーストがかかっている間だけ。
直接的な原因はプラグの電極の異常磨耗。では何故そうなったかというと、エンジンの燃調
の狂いです。つまり、その時点でのエンジン仕様と、IMPULのECUがマッチしていなかった
ということになります。排気系の抜けの良さと、前置きインタークーラーによる充填効率の
良さなどで、燃調がかなり薄くなり燃焼室温度が異常上昇、結果プラグの電極に異常が発生
した、という流れです。また、ノッキングも起きていたようで、点火時期の狂いもあった
ということが想像できます。

エンジンの圧縮が規定値を下回ってしまったので、エンジンを新品ベアへ載せ換え、ついで
にタービンもER34後期型へ新調しました。それに合わせ、ECUは現車合わせすることに
しました。これからしばらくは現車合わせが絶対条件だ!という考えが続きましたが、重要
なのはエンジンや補記類にECUがしっかり合っていることのみであり、現車合わせかどうか
が重要ではない(本質ではない)という考えに今は変わっています。


◆タービン(ER34純正後期型)
前期型タービンはIN側の羽が樹脂ですが、後期型のはセラミック。ということで安心の為に
後期型タービンを選択しました。ただ、どうやら後期型は少々トルク重視になっているよう
で、上の伸び感が薄れてしまいました。


◆エンジン(R34 RB25DETベア)
もしかしたら将来ハイブースト仕様にするかもしれないので、メタル製ヘッドガスケットを
入れておきました。後から変更では余計な工賃がかかってしまいますから。圧縮は純正の
9.0から8.7に落ちます。


◆タイヤ(BS RE050)
ネオバの酷いロードノイズに閉口し、コンフォートとハイグリップスポーツの間に位置する
このタイヤを選択しました。結果は大正解。自分の乗り方であればこのカテゴリーのタイヤ
がマッチするということで、以後はずっとこのカテゴリーを使い続けてます。ただ、今思う
とこのRE050もちょっと固めでしたね。BSはそういう傾向ですからね。


◆ブレーキパッド(フェロード DS2500)
APタイプZC以降、とにかくパッドで悩みまくっていましたが、ようやく納得いくレベルの
パッドに出会いました。それがこのDS2500。上でも書いたようにタイプZCよりはちょっと
踏み始めが強めですが許容範囲。ダストはかなり出ますが水洗いで簡単に落ちますし、鳴き
もほとんど無し。このパッドは今のGT-Rでも使っています。


◆ホイール(RAYS AXスタイルME)
ホイールにちょっとずつ不満が募ってました。不満いうとちょっと語弊がありますかね。
イメージとの相違を感じていました。まず見た目。シックにしたいのにブロンズという色が
ちょっと違ってました。あと、ツライチ具合ももうちょっと攻めたいなと。でも、なかなか
イメージに合うのが無い...と暫く悩んでましたが、ある日、たまたま立ち読みした
「VIP STYLE」というVIPカーの雑誌の広告でこれだ!と思えるホイールを見つけました。
それがこれ。ステンレスジャケットを使ったというピカピカのリム。1mm毎でオーダー
できるオフセット。更には深リム。ディスクはもちろんメッシュ。ディスクの色のライン
ナップには渋いシルバーがある。一目惚れでしたね。早速注文しました。いや〜イメージ
通り。これほど事前イメージと実車とでビシ!っとあったのは他には無いかもしれません。
それくらい思っていた通りの仕上がり具合でした。ステンレスはメッキのような下品な感じ
はなく、でも存在感のある凄みのある輝きを放ってまして素晴らしいアイディアだと思い
ましたね。重量面ではデメリットですが。ちなみに、ホイールが重くなったことで意外にも
メリットもありました。高速での足のバタつき感が明らかに減ったのです。もしかしたら、
バネ下重量が、装着していたサスキットのバネレートやセット過重とうまく合ったのかも
しれません。面白い貴重な経験でした。


◆タービンアウトレット(HKS)
◆スポーツ触媒(NISMO)
純正タービンでのブーストアップを極める為に、排気系の更なるブラッシュアップを行い
ました。同時に交換しましたのでそれぞれの効果は不明ですが、ECUの燃料セッティング
が増量傾向でしたので、効果は確実にあったものと思います。


◆ブーストコントローラー(HKS EVC EZ2)
こちらも純正タービンでのブーストアップを極める為に装着。それまではIMPUL ECUに
同梱されていたパーツで簡易的にブーストを上げていましたが、電気式のブース
トコントローラーに換えました。目的はブーストを更に上げることと(0.9k→1.0k)
オーバーシュートの抑制です。排気系のブラッシュアップとブーストアップにて体感的
にもかなり速く感じるようになりました。


◆シート(RECARO SR6)
SR3を運転席/助手席両方に装着しておりましたが、運転していると少々ホールド感に
不足を感じる様になってしまいました。フルバケも検討しましたが、リクライニング機構
は欲しいので、SR3よりタイトなSR6をお店で試してみました。なかなか良い印象でした
ので購入。


◆マフラー、フロントパイプ(特注)
タービンアウトレットと触媒を換えてから、排気音がかなり大きくなってしまい、元気
よく走っているときでも耳障りに感じるようになってしまいました。かなり色々と検討
したのですが、市販品では見た目/音量/音質/抜けなど全てを満たすのは難しいと感じ
ていましたので、思い切って特注してみました。仕様はフロントパイプもマフラーも90φ。
タイコの中は一切絞らずに抜けを確保して、大きめのタイコで音量を抑制。最初の仕様では
イメージよりも音量が大きかったので一部作り直してもらい、結果、インナーサイレンサー
無しでもギリギリ車検に通り(103dB規制)十分な抜けを確保できるような排気系になり
ました。今思うと90φは太過ぎだった感もありますが、それでも低速トルクはRB26+80φ
マフラーよりもありますし、十分に満足できる排気系になったのではないかなぁと思って
います。今、元愛車に乗っても、非常に乗りやすく音質も良いです。ここの特注マフラー
は非常に気に入り、今のGT-Rもここで作ってもらいました。


◆特注サスキット(オーリンズ改)
IMPULオーリンズにてかなり車高落としていた為、リアは若干の底づき感がありました。
とある人に相談したところ、このオーリンズダンパーを活かしてもっと良いモノが出来る
ということで依頼。ダンパーの減衰力変更、ダンパーケースカット、リアスプリング変更、
前後のセット荷重見直しにより、今までの車高と全く同じなのに非常に乗り心地の良い足
に生まれ変わりました。いやぁ、最初に乗った時は度肝を抜かれました。こんなに変わる
もんなんだなぁと。
後で知ったのですが、依頼先がPCRさんでした。今のGT-Rの足もPCR製です。

ちなみに足のイメージとしては、弱アンダーで高速での安定感と乗り心地を重要視して
もらいました。細かな峠道のような所ではイマイチな動きとなりましたが、自分が最も
楽しみたい所に合わせ込んだ方が良い、捨てるべきところは捨てた方が良いモノが出来る
んじゃないかなぁというのが自分の考え方です。


◆タービン(HKS GT-RS)、カム(東名 260度)
ついに来るところまで来たという感じですね。太いマフラーを見ていると「こいつを
活かしてみたい」という思いが強くなり、決断しました。仕様は色々と悩みました。
タービンは2530kaiも候補でしたし、カムもどうするか悩みました。が、目標をトルク
50kgとして、なるべく上まで追従させたいという思いからタービンはGT-RSとしました。
他にも細かな部品を換えてますが、大量なので割愛します。
交換して慣らしとセッティングを終え、全開にしたときの感想は
「すっげー加速をするなぁ」というのと同時に「今までのは何だったんだろう」
純正タービンは、ちょっとトルクが湧き上がりすぐに垂れてきてしまうイメージでしょう
かね。エンジンは2500ccもあるのに300馬力そこそこだったわけですから、それはそう
ですよね。しかも、純正タービンのブーストアップ仕様は更にそれを誇張していたのかも
しれません。容量の小さなタービンですから、高回転までの追従性はもちろんありません。
そこでブーストを上げると容量的に追いつく低〜中回転ではトルクアップとして結果が
出ますが、回転の上昇と共にトルクが落ちていくのが嫌でも体感できてしまいます。
もちろんそういう乗り味を否定してる訳ではありませんが、上まで回したときの気持ちよさ
みたいなのを求めていた自分としては、結果的には逆効果だったのかなぁと思っています。
それは今のGT-Rでのチューニングにも影響していて、タービンの容量とブースト値という
のをかなり意識しています。

あともう1つ、ER34でのタービン交換で学んだことは、あまりにパワー
(というか中間トルク)を上げ過ぎると(自分は)つまらなくなる、ということ。当たり
前ですが、速度の上限を一定とした場合、パワー上げていくと全開にしていられる時間が
どんどん減っていきます。自分はこの「全開にしていられる時間」がある程度長い方が
運転していて楽しい、ということに気付いたのです。そう、タービンとカムを換えて中間
トルクはそれまでより圧倒的に太くなり加速Gは気持ちよくなりましたが、好きな高速
道路で全開にしていられる時間が減ってしまったことを寂しくも感じてしまったのです。
最高速マニアにとってはそんなことどうでも良いというか、むしろ短時間で最高速に到達
することが喜びだったりするのでしょうけど、自分はそうではなかったわけですね。もち
ろん加速のGが小さ過ぎるとそれも寂しいわけで、そのバランスが重要だということです。

そういう経験から、自分はだいたいこの位のトルク特性だと加速Gと全開時間のバランスが
良いと感じるか、というのを分かっています。ですから、今のGT-Rでいくらお金があっても
ハイパワー/ハイブーストへの投資はしないと思います。どんなに上げても500ps/50kg
程度でしょうか。RB26の場合、トルク45〜50kgで、そのトルクを高回転まで追従させる
というのが、自分が持っている気持ちいいトルク特性のイメージです。その結果が、恐らく
450〜500psなんだと思います。


◆タイヤ(ヨコハマ アドバンスポーツ V103)
BSのRE050が無くなりましたので、次はコレにしてみました。乗り始めの印象は、RE050
よりもソフトでしたね。世間の評価も同じなので、多分そうなのだと思います。BSはサイド
を硬く作る傾向がありますよね。このアドバンスポーツはそういうイメージはありません。
ウエットも良いし、ロードノイズも良いし、そして重要なドライのグリップも不満無いし、
自分のクルマの使い方にはとってもマッチしているタイヤでした。


◆調整式フロントアッパーアーム
かなり車高が落ちていて、フロントのタイヤの偏減りが激しいのと、キャンバーを起こす
ことによってタイヤの上部が外へ出てきて、よりツライチにできるので、導入しました。


◆サイドエアロ、リアエアロ(イーストベアー GT-Rルック)
サイドとリアのIMPULのエアロ、どうしても満足いかない点がありました。それはサイド
の下のラインが真っ直ぐではないこと。多少中央部が盛り上がっているんですね。これは
段差などで擦らないようにという配慮があるんだとは思うんですが、見た目が...
で、改めて調べると、BNR34のNISMOエアロルックのがイーストベアーから出ているのを
見つけて即購入しました。別に見た目をGT-Rにしたいわけじゃないのでフロントは気に
入ってるトップシークレット製のまま。恐らくバランス崩れることは無いだろうと思って
装着しましたが、案の定OK。装着後に初めて見たときはサイドがあまりに低くて運転が
心配でしたが、全然平気でした。ついでに、リアフォグも装着。見た目だけではなく配線
加工もやり実用的に。もちろん見た目が一番の目的ですけどね(笑)これで納得のいく
見た目になりました。


 〜 BNR34編 〜

中古購入時に複数のパーツが付いてましたが、まずはそれらの印象から書いてみます。

◆サスキット(アラゴスタ)
リアからガチャガチャ異音はするわ、渋くて乗り心地悪いわで、即仕様変更や異音対策に
出しました。

◆ホイール(リーガマスターEVO)
昔、軽量ホイールで流行ったホイールですが、デザインもツライチ具合も好みではなく、
即交換対象に。

◆ブレーキパッド(NISMO S-Tune)
大きな不満はありませんでしたが、高速域からの制動力が不足気味だったのと、効きの
割にはダストが多すぎだなぁと感じました。

◆マフラー(フジツボ Super-Ti)
なかなか良いマフラーが付いてるなと思っていたのですが、乗ってみるとフジツボなのに
結構な爆音だし車内に音はこもるし、即交換対象に。

◆フロントパイプ(フジツボ)
等長タイプです。直6らしいキレイナ音を奏でていましたので、排気干渉はほとんど
無かったんじゃないかなと思います。

◆オイルクーラー(NISMO)
NISMO製のオイルクーラーと純正オプションのバンパーエアダクトが付いてまして、非常
にラッキーでした。ただこのオイルクーラー、サーモスタットが付いなく冬場の高速や
下りでおとなしく走っていると簡単に油温70度を切ってしまいます。そこで、冬場はエア
ダクトの前にガムテープを貼って対策しています。これで適温キープです。

◆メーター(NISMO ホワイト)
最初はNISMOのブラックが欲しかったのですが、慣れるとホワイトも見やすくて良いなと
思いそのままにしてあります。

◆ステアリング(OMP)
径がたしか350φ位だったと思います。握り心地も良くないし、小径でハンドル重いし
即交換対象となりました。


以降は自分の意思でのモディファイです。


◆ステアリング(M-spec純正)
BNR34はM-specのみステアリングが異なります。たしか「ファイングリップ」と日産は
呼んでいたかと思います。他グレードのモノよりも握り心地が良いのを知っていましたので
迷わずにコレにしました。


◆サイドエアロ、リアエアロ
定番中の定番、NISMOのエアロを付けました。これも何の迷いも無かったですね。ER34
時代にそのカッコ良さを痛感していましたし。


◆サスキット(アラゴスタ 仕様変更)
減衰力の変更とリアの異音対策をしてもらいました。それなりに満足はしましたが、後に
もっと上を目指したくなり外しました。


◆マフラー、フロントパイプ(特注)
ER34時代にもお願いしていた所に今回も依頼。マフラーは90φ。タイコの中は絞らず
タイコは大容量。フロントパイプが非等長で排気干渉の影響もあって、スペックから想像
するよりもかなりジェントルな音量と音質となりました。非常に野太く、いかにもRB26
らしいという感じの音でしたね。ちなみにフロントパイプは76.3φです。


◆触媒(サード)
どうせならマフラー交換のついでにってことで触媒も換えておきました。本当はNISMOが
欲しかったのですが廃盤で手に入らず、サード製にしました。


◆2in1パイプ(HKS)
2つのタービンの吸気側の空気が集合する部分、純正は前側のタービンからのパイプレイ
アウトが非常に厳しくほぼ直角に集合しているので効率やバランスがあまり良くないという
ことで交換。


◆インタークーラーパイピング(HKS)
インタークーラー前後のパイプはブーストを上げると非常に抜けやすいということで、
安心の為に交換。


◆ブーストコントローラー
ほんのちょっとのブーストアップと、あとはブーストの立ち上がりの早さや安定化の為に
導入。色んな補正機能が付いてますが、一切使っていません(笑)


◆ECU(HKS V-pro)
スピードリミッター解除をしたく考えてましたが、どうせならブーストアップや現車合わせ
のついでにという考えになり、ECUを換えました。今のエンジン仕様でV-proなんて不要
でしたが、「BNR34純正ECUのチップはもう入手不可」という情報を鵜呑みにしてしまい、
これを装着しました。純正ECU改でやる手段もあることが後々分かり正直ちょっと後悔して
ます...


◆ラジエター(KOYO アルミ2層)
BNR34購入直後の夏場、ほとんど踏んでいないのに水温90度超えることが度々あり、安心
の為に導入。今思うと、あの水温上昇はラジエターの容量不足ではなく他の原因だったかも...
例えばラジエターの中が錆などで詰まり気味だったとか。
(私が購入したBNR34は極端に走行距離が少なかったので有り得るかな、と)
でもまぁ水温安定は大切なことなのでお守りということで納得しています。


◆ホイール(RAYS TE37 10.5J)
嫌で嫌で仕方無かったリーガマスターですがTE37の特注カラーは納期3ヶ月待ち。ようやく
交換出来ました。そもそもホイールはメッシュ系が好きだったのですが、ER34時代に使って
いた RAYS A/Xシリーズは既に廃盤。他のメーカーのだとデザインや色、オフセットなどが
満足いく物がなく色々悩んでましたが、GT-Rに乗ってるならGT-Rならではのパーツを
付けるのも良いかもしれない!と思うようになり、いわゆる「GT-Rデザイン」と呼ばれる
特殊デザインがあるホイールを候補とし、定番ではありますがTE37のすり鉢デザイン
(逆反りデザイン)にすることにしました。色は、その立体感あるデザインを活かせるよう
に深みのある色にしようと色々と調べ、特注のフォーミュラシルバーにしました。


◆タイヤ(ヨコハマ アドバンスポーツ V103)
タイヤはER34時代に全く不満のなかったコレにしました。


◆ボディダンパー(NISMO パフォーマンスダンパー)
BNR34を購入する前から興味のあったパーツ。値段が少々高めでしたが、色々な記事を
読むにつれ、やっぱり試してみようという気持ちが強くなり装着。もともと、乗り心地/
乗り味は「しなやか」を目指しており、それにマッチするのではないかという期待からです。
その目論見はズバリ正解!装着して乗ってすぐに分かるくらいに良い方向へ変化しました。
ボディは「剛体が理想」というような考え方があると思いますが、これはサスペンション
などの動部品が設計通り(理想通り)に動くようにとか、振動を乗員に伝えないとか色々
あると思いますが、でも実際は補強などにより剛体に近づけることは出来ても、現実的に
は完全な剛体にすることは出来ませんよね。だったらその抑えられない振動を瞬時に吸収
することで「みかけ上の剛体」にするという発想なのがこの部品なんだと理解しています。


◆クラッチ(NISMO カッパーミックス ツイン)
ある日突然、ギアの入りが悪くなりました。冬場だったこともありミッションオイルを
疑い、柔らかめのに交換しましたがダメ。その後症状などから相談した結果、クラッチ
の切れが悪くなっている可能性が高いということで交換。症状は解消しました。純正
クラッチではブーストアップでギリギリ大丈夫というのを読んだり聞いてましたが、
たしかに滑りを感じることはないものの、実際はかなり負担がかかっていたのでしょう。
熱で反り、切れにくくなっていたようです。このクラッチ、E34時代にも使ってましたが
本当に純正っぽい操作性で素晴らしいです。


◆サスキット(PCR 特注)
いよいよアラゴスタ改では満足いかなくなり交換を決意。PCRさんと色々相談しました。
その中で面白い提案だったのが、純正のバネを使ったり、単筒ではなく複筒のダンパーを
採用するというもの。更には最近のトキコのダンパーに使われているバルブを使うと高速
と低速を両立し易くなるということで、色々悩みましたがその提案内容で作ってもらう
ことにしました。
仕様を検討する中で色々技術的ことを教えて下さいましたが、とっても興味深かったです。
自分でも理解を深めるために、計算式を解いたりもしてみました。製作代は高かったです
が色々と勉強にもなり、結果的にはそんなに高くはなかったように感じます。
今回
・サーキット走らない複筒式の方が良い
・純正バネの素晴らしさ
・セット荷重の重要性
について認識がとても深まりました。今まで、バネレートや減衰力だけでサスペンション
を見てきた自分が恥ずかしく思える結末でした。


◆ホイール(RAYS TE37 9.5J)
高速の轍や一般路の荒れた路面で、ハンドルがとても取られやすいのが気になってました。
まずはステアリング系統を診てもらいましたが異常は無し。その中でちょっと気になって
きたのがタイヤの引っ張られ具合です。タイヤサイズは265。適応ホイールリム幅は
9〜10/5J。よって範囲内には入ってますが、見た目非常に引っ張られてまして、これが
原因だろうという判断でホイールを9.5Jに交換。予想は的中。かなり解消しました。
もともとER34とBNR34はキャスターのセッティングが異なりますので、BNR34の方が
ハンドルは敏感で取られやすい。しかも幅広タイヤ。完全にハンドル暴れを無くすことは
出来ないので、このくらいであれば十分に許容範囲かなぁと思っています。
ちなみに色はマットブラック。この後控えていたブレーキキャリパーの色との兼ね合いも
含めて検討し、この色にしました。


◆タイヤ(ミシュラン PSS)
タイヤとしてミシュランの評判がとても良いので一度使ってみたかったのと、タイヤが
たわみ性能を持っていた方がハンドル暴れが起きにくいかなという思いがあり、これに
してみました。でも、思っていたよりも硬かったです...


◆ブレーキキャリパー(ブレンボ F50)
高速での安全の為とあとは見た目の為に(笑)以前から興味はあったのですが、かなり
格安で手に入る話が舞い込んできまして、決心。色も無料で変更可能とのことで、色々
考えた結果シルバーと黒ロゴに。ER34時代から車体全体を見た時の「モノトーン感」が
好きで、ボディは白、ホイールは黒、ブレーキはシルバーとしました。組み合わせた
ローターは定番の355φ。今となっては普通ですよね。普通の日産車でも前後とも355φ
だったりしますし、R35 GT-Rなんて390φですからね。


◆ブレーキパッド(エンドレス SSM)
ブレーキパッドに求めるものは、
・踏み始めがマイルド
・踏力にリニア(コントロール性)
・ローター攻撃性が低い
という順番ですが、これらとF50キャリパー用をラインナップしているという条件で色々
と調べましたが、一番イメージに近い!と判断できたのがコレでした。少々制動力に不安は
ありましたが、ローターを355φ化したということでカバーできるだろうと見込んでました。
が、これが大ハズレ。街乗りはイメージ通りでワインディングでもとてもコントロール
しやすかったのですが、高速域からの強めのブレーキングではグッ!と止まる感覚が無く
スルスルと進んでいってしまう感覚があり、とても怖い!純正キャリパーとS-Tuneパッド
の組み合わせと大差無い制動力で愕然。それ以外のシチュエーションではとても良かった
だけに本当に残念。というわけで、更に条件を絞って再検討することになりました...


◆テールランプ(NISMO GTテール)
R34乗りなら定番だとは思いますが、自分は昔ながらの電球のテールランプが味があって
好きでした。しかし、BNR34を降りる仲間が格安で譲ってくれるというので、試しにって
ことで取り付けてみることにしました。もし気に入らなくてもすぐに元に戻せるしという
気軽な感じで。付けてみたら意外といい!今まで他人の34に付いてるのには全く興味
沸かなかったのに、自分にの付くと何故か気持ちが変わりました。というわけで採用(笑)


◆フロントタワーバー(HKS)
これも上記テールランプと同様、仲間から格安で譲ってもらえることになったパーツ。
ER34時代にはタワーバーを交換して失敗した経験がありましたが、今の足はとてもよく
動く仕様だし、剛性を上げるのは好結果になるかもしれないとのことで、試しに交換。
予想は的中。変につっぱるような感じは無くむしろ高速などでは安心感が出ました。
あとはエンジンルームでの存在感が圧倒的で良いですね(笑)


◆ブレーキパッド(フェロード DS2500)
失敗したエンドレスSSMの次は、ER34時代に使ったことがある中から選ぼうということ
にし、手に入るモノの中で最も印象が良かったフェロードにしました。BNR34乗りの仲間
で、フロント6pot、リア4potの方がこのパッドを使っていて試乗させてもらいやっぱり
印象が良かったというのも後押しになりました。結果、高速域からのブレーキングの不安
は無くなりましたし、山道の下りでもグッ!と効く感じがかなりアップしました。こういう
感覚は今まで味わったことありません。でかいローターの効果をやっと活かせる様になり
ました。安心感のあるブレーキはやっぱり良いです。


◆マフラー(特注)
この頃から、このBNR34と今後どうやって付き合っていくのが良いのか、どうやって
チューニングやメンテナンスしていくのが良いのか、という将来のことを強く意識をする
ようになりました。そして1つの結論として、スポーツカーをメインで扱っている日産の
店舗でメンテナンスしていくことを方針の柱とすることにし、その店舗で今後の話を多く
するようになりました。その中で、今の乗り味や性能に対して不満は無いけど変更した
方がより良いだろうと考えが変わった点が数点あり、その1つがこの排気系です。
今のエンジン仕様、また将来考えている仕様に対し、今の排気系がオーバースペックで
あるという判断から変更を加えることにしました。具体的にはメインの太さを90φから
80φに細くすることです。今まで、ターボは抜けが良いの方が楽しいし、NA領域よりも
ブーストかかっている領域を重視してきたのですが、色んな方と会話をしてきた結果、
この考え方に変化が生じたのです。そういう考えになると、NISMOがやってることや
出している商品を強く意識して見るようになり、その内容や仕様には何かしら意味がある
んだろう、というような見方を今まで以上にするようになりました。


◆フロントパイプ(REIMAX 等長 60φ)
マフラーと同時に、フロントパイプも小径化することにしました。で、どうせ交換をする
ならもう一度等長タイプの音も味わってみたいと思うようになり、等長タイプにしました。
周りでは、ブーストアップ程度であれば低抵抗な非等長よりも、排気干渉の無い等長の方
がマッチするという声があったことも大きく影響しました。


◆カム(REIMAX 256度)
GT-Rに乗る前からずっと憧れていたことがありました。RB26にハイカムを組んだ音。
パラパラとばらつきながら、いかにも「いじてまっせ」っていう、やる気を感じさせる音。
あの音をお好きな方多いんではないでしょうか。もし将来RB26に乗れるならカム交換は
絶対にやろう!と決めてました。で、実際に換えるとなると、もちろん性能も一緒に上げ
たいですからあれこれと色々悩みました。当初はER34でも使っていた東名製の260度程度
のもので良いかなと考えていましたが、REIMAXのストリートカムの生い立ちを雑誌で知り、
コレにそそられていきました。リフト量が純正カムと同じで、バルブスプリングの動きに
悪影響を与えないだろうというのも決め手です。あとは作用角を何度にするか、他の補機類
はどうしようかとこれまた色々悩みましたが、作用角はINもEXも256度。これはNISMOの
S1やR1が256度だったのでそれを参考にしました。リフト量は異なりますけどね。あとは
インジェクタやエアフロをR35のにしようかなとかも考えましたが、どうやら最近の
「効率化方向へ向かう」パーツを導入すると、当然ながら燃焼の効率が良くなり、結果
排気音も変わるということで、いわゆるRB26らしい音が薄れてしまうのであれば今の時点
では効率化は避けよう、という結論に至りました。いきなり色々と同時に換えるとどの
パーツの効果なのかが分かりにくくなるという理由もあります。ただ、ブースト1kと
ハイカムでは、純正のインジェクタだと不足するかもしれないので燃料ポンプをNISMOの
高流量タイプに換えました。カムのバルタイはREIMAXの社長に相談し、
IN:106度、EX:110度
と、オーバーラップ多めのセッティングとしました。車検時の音量やガスの心配はあります
が、低速のトルクやレスポンス、そして何よりラフなアイドリング(ばらつき)としたい
ことを考えるとオーバーラップは多めの方が良いです(笑)制御するECUは、今後の為に
コンサルトをフルに使えるようにしておきたいと思い、V-proは外してマインズVX-ROM
にしました。もちろん吊るしではありません。カムや燃料ポンプ、吸排気系などにマッチ
させて書いてもらいました。

そして今回のチューニングから、いわゆるチューニングショップではなく日産の店舗で
お世話になることにしました。(日産プリンス東京モータースポーツ室)費用面では多少
高めとはなりますが、今後のことや、信頼、安心みたいなところを考えての結論です。
何度も通っているうちにスタッフの人柄に惹かれたというのもあります。また、ここで
話をしているうちに、考え方が変わった部分も多かったです。例えばホイールのリム幅
だったり、排気系の太さだったり、ECUだったり。ダメなところはダメと結構ズバっと
言って下さるので、最初は自分の信じていた物事が否定されてるような気分にもなり
ましたが、たくさん話をしたり時間が経つにつれ「なるほどそうかも」と思えるように
なっていきました。ホイールとかマフラーは換えた結果が良い方向に向かったので尚更
ですね。


◆タイヤ(ミシュラン PS3)
ミシュランPSSが思っていたよりも硬かったというのがずっと気になっていました。乗り
心地もですが、ボディへの攻撃も気になる要素でした。そこで思い切って、全く減って
いないPSSを外し(8.5分山以上残っていた)ミシュランPS3に変更しました。変更前は
かなり慎重に調査し、自分の乗り方や装着している足の仕様を考慮して決定。足を作って
下さったPCRの社長にも相談をしました。そして決め手になったのがミシュランが実施
していた「保証制度」。なんと装着後60日以内であれば返金可能という制度です。工賃
も含めてですよ。すごい制度ですよね。なので安心してタイヤ購入できました。交換後、
まず感じたのは転がり抵抗の低減。スムーズに転がっていく感触に変わりました。そして
ステアリングが軽くなったこと。乗り心地もかなり改善されました。いやぁ、パイロット
スーパースポーツ(PSS)は名前の通りスーパーなタイヤだったのですね(笑)


◆フロントパイプ(特注 非等長 60φ)
交換したばかりのREIMAXフロントパイプですが、性能には何も不満はありませんでした
が、音に不満が...(笑)等長にすることによって澄んでキレイな直6の音に変化しま
したが、それが自分にとっては改悪と感じてしまったのです。いわゆるRB26っぽい音が
好きなんですねきっと。自分にとってどんな音がRB26っぽい音かと言いますと、非等長
フロントパイプによる排気干渉が起こり、それによって高周波が打ち消された野太い音。
アイドリングがスムーズではなく多少ドロドロしている音。同じ直6であるトヨタの
1JZ-GTEとは対極の音ですね。RB26純正車のフロントパイプは非等長ですから、聞き
慣れているのが非等長の音だったっていうのも理由の1つかもしれません。あと、想像で
しかないんですが、エンジン負荷や回転数によって等長が良い領域と非等長が良い領域
とがあるような気がしてます。等長にして排気干渉が無い方が特にNA領域では排気が
スムーズでトルクが出るんだと思うけど、等長にする為の曲げが高負荷状態では抵抗に
なってパワーダウンになるんじゃないかなぁとか。そんな想像が正しいとすると、
・下のトルクは細めのパイプ径で確保して
・抜けは真っ直ぐのレイアウトで良くする
つまり細めの非等長フロントパイプが良いんじゃないかなぁっていう考え方が出来ます。
ニスモのNE-1が集合までの寸法がかなり長いですが一応60φの非等長ですよね。これを
見ても自分の想像ってあながち外れていないのかなぁとか。ニスモはただ単に最低地上高
を稼ぎたいから非等長なのかもだけど。そんなこんなで今回は非等長で、集合前の径は
細めの60φで依頼しました。非等長に戻す主目的はあくまで音質なんですけどね(笑)
ちなみに、フロントパイプ単体で非等長の60φって既製品では無いですよね、多分。


◆フロントタワーバーを純正へ
洗車の後、エンジンルームを眺めてましたら、フロントタワーバー周辺(フードレッジ)
のシールが割れているのを発見。どうやらHKSのタワーバーが当たっているのが原因の
ようです。こりゃいかんと思い、慌ててタワーバーを純正へ戻しましたが、なんと乗り
心地が良くなった!特に片輪ずつ動くような場面でかなり変わった。うーん、ドッシリ
感は減るけど、こんなに乗り心地良くなるなら純正タワーバーがよい!ということで、
なんのためらいも無く純正へ戻しました(笑)


◆フロントフェンダーカバー(NISMO)
見た目くらいはちゃんと車検適合にしようかなと思い(笑)タイヤがはみ出ていたフロ
ントフェンダーにニスモのフェンダーカバーを付けました。Z-Tuneフェンダーも一瞬
考えましたが、ちょっと攻撃的すぎるのがやっぱり好みじゃなくて、これにしました。


◆マフラー(REIMAX)
我がGT-Rの排気系は、中古で購入したときこそ市販品がついてましたが、すぐに特注品
へ交換してしまいましたので、排気系が市販状態のRB26の性能を知りません。モーター
スポーツ室での勧めもあり、排気系を全て市販品にして一旦自分の体感をリセットし、
自分の中の基準を作ることにしました。GT-Rとの長い付き合いを考えるとかなり有意義
かなと思います。
市販のマフラーの中でちょっと検討しましたが、条件は
・80Φ
・タイコの中は絞り無し
・インナーサイレンサー無しで車検OK(96dB以下)
カム換えてアイドリングの音量がかなり大きい状態なので、かなり静かなマフラーでも
良いかなと珍しく思えまして(笑)抜けるのに静かだと評判のREIMAXにしてみました。
これに併せてフロントパイプも市販品であるREIMAX(60Φ)に戻しました。
ちなみに、特注の排気系は将来の為に大事に保管してます。





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